40代介護職の転職は遅い?17年経験者が実際に転職して感じたメリット・注意点

「40代になってから転職するのは遅いのではないか」

介護職として働いている方の中には、そんな不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。

長年続けてきた仕事を変えることは、決して簡単な決断ではありません。

収入はどうなるのか、人間関係は大丈夫なのか、新しい環境に馴染めるのか。

考えれば考えるほど、不安になることもあると思います。

私は介護職として17年以上働き、40代で転職を経験しました。

平成21年から介護老人保健施設(老健)で勤務し、その後は病院勤務を経て、現在はデイケアで働いています。

この記事では、40代で介護職の転職を経験した私が、転職を決めた理由や実際の流れ、転職して感じたメリットや注意点について、リアルな体験をもとにお伝えします。

40代で介護職の転職を考えた理由

私が転職を考えるようになった大きな理由は、働き方を見直したかったからです。

病院勤務では収入面での安定があり、生活を支える上では大きな安心感がありました。

しかし、業務の忙しさや複雑さ、日々変化する状況への対応など、少しずつ精神的な負担が積み重なっていきました。

また、早出・遅出、当直などのシフト勤務では、家族との生活リズムが合わないこともありました。

仕事を続けていく中で、

「これから先、何年も、この働き方を続けていけるのだろうか」

と考える機会が増えていきました。

介護職は人を支える仕事です。

だからこそ、働く自分自身の生活や心の状態も大切にしなければ、長く良い仕事を続けることは難しいのではないかと思うようになりました。

※17年間の介護職経験と転職を決めた経緯については、こちらの記事でも詳しく書いています。

40代介護職でも転職は可能だった

40代での転職ということで、最初は不安もありました。

しかし、実際に行動してみると、思っていたよりもスムーズに進みました。

医療・福祉専門の転職サイトに登録してから、約2週間ほどで職場見学と面接の流れになりました。

そして面接を受けた翌週には、内定をいただくことができました。

もちろん、地域や経験、希望条件によって状況は変わります。

しかし、介護職の場合、これまで積み重ねてきた経験そのものが大きな強みになります。

17年間の現場経験や、利用者様・ご家族との関わりの中で身につけた対応力は、年齢を重ねたからこその価値でもあると感じました。

転職前に一番不安だったことは収入の変化

転職を考える中で、一番大きな不安だったのは収入面でした。

当直や早出・遅出などのシフト勤務には、それぞれ手当があります。

転職によってそれらの手当がなくなるということは、当然その分の収入が減ることになります。

生活を考えると、収入が下がることへの不安は簡単になくなるものではありませんでした。

しかし、転職を考える中で気づいたことがあります。

それは、収入の安定と精神的な安定は、必ずしも同じではないということです。

もちろん収入は大切です。

しかし、心身の余裕がなくなり、毎日の生活が苦しくなってしまえば、長く働き続けることは難しくなります。

私が転職先選びで重視した3つの条件

転職先を探す際、私が特に重視した条件があります。

勤務時間

一つ目は勤務時間です。

以前のようなシフト勤務ではなく、8時から17時という生活リズムを希望しました。

家族と同じ時間帯で生活できることは、私にとって非常に大きなポイントでした。

通勤距離

二つ目は通勤距離です。

職場までの距離は10分前後。

通勤時間が短くなることで、仕事以外の時間を確保しやすくなりました。

休日

三つ目は休日です。

土日休みであること、そしてゴールデンウィークや年末年始などに家族と休みを合わせられることを重視しました。

給与だけではなく、自分がどんな生活を送りたいのかを考えて条件を決めることが大切だと思います。

面接で聞かれたことと17年の経験が活きた場面

面接では、利用者様との関わり方について質問されました。

特に印象に残っているのは、不穏時の対応やクレーム対応についてです。

介護現場では、利用者様やご家族との関わりの中で、難しい対応が必要になる場面もあります。

しかし、私はこれまで17年間の経験の中で、さまざまな場面を経験してきました。

また、認知症介護実践者研修も修了しており、その経験や知識については自信を持って話すことができました。

長年介護職を続けてきた経験は、転職時に大きな強みになると感じました。

転職して感じたメリット

転職して一番良かったと感じることは、生活全体が整ったことです。

土日休み、夜勤なし、そして職場が自宅から近い。

以前より家族との時間を確保できるようになり、自分自身の生活にも余裕が生まれました。

また、デイケアでは利用者様との会話を楽しむ時間も増えました。

要支援の方が多く、身体介護の場面は以前と比べて少なくなりましたが、その分、一人ひとりとの関わりを大切にすることができます。

何気ない会話の中で笑顔を見ることができることは、介護職として改めて大きなやりがいだと感じています。

40代介護職の転職で大切なのは「何を優先するか」

転職では、すべての条件を満たすことは難しいかもしれません。

給与、勤務時間、休日、仕事内容、人間関係。

何を一番大切にするのかを考える必要があります。

私の場合は、収入だけではなく、精神的な安定や家族との時間を大切にしました。

介護職は、人とのつながりが何より大切な仕事です。

だからこそ、まず働く自分自身の心身の状態を整えることが、結果的に利用者様としっかり向き合うことにつながるのだと思います。

まとめ

40代での介護職の転職は、決して簡単な決断ではありませんでした。

収入面への不安もありましたし、新しい環境への不安もありました。

しかし、実際に環境を変えたことで、仕事だけではなく家族との時間や自分自身の生活を大切にできるようになりました。

介護職にはさまざまな働き方があります。

今の職場で悩んでいる方も、転職という選択肢を持つことで、新しい働き方が見つかるかもしれません。

大切なのは、ただ環境を変えることではなく、自分がこれからどんな生活を送りたいのかを考えることです。

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