介護職17年の私が病院勤務からデイケアへ転職して感じたこと|40代で働き方を見直した理由

介護職として17年以上働いてきた私ですが、40代になった頃から「この先も今の働き方を続けていけるのだろうか」と考えることが増えました。

介護の仕事には大きなやりがいがあります。一方で、勤務形態や職場環境によって、生活や心身への負担が大きく変わる仕事でもあります。

私は平成21年から介護職として働き始め、老人保健施設(老健)、病院勤務を経験し、現在はデイケアで勤務しています。

この記事では、17年間介護職を続けてきた私が、なぜ転職を考えたのか、そして実際に環境を変えて感じたことを、良かったことだけではなく大変だったことも含めてお伝えします。

17年間、介護職として働いてきた私の経歴

私が介護職として働き始めたのは平成21年です。

最初の勤務先は老人保健施設(老健)でした。

老健では、利用者様の在宅復帰を支援するため、日々の生活介助や身体介護など、介護職として基本となる多くの経験を積ませていただきました。

その後、令和元年からは病院勤務となりました。

病院では医療職と連携しながら、より医療に近い環境で介護について学ぶことができました。

忙しい毎日の中でも、利用者様やご家族からいただく言葉に励まされることもあり、介護の仕事を続けてきて良かったと思う瞬間もたくさんありました。

しかし、年齢を重ねる中で、少しずつ働き方について考えるようになりました。

安定した収入の一方で積み重なっていったストレス

病院勤務では、収入面での安定という大きなメリットがありました。

生活を支える上で、安定した収入はとても大切なものです。

しかし、その一方で業務の忙しさや複雑さ、日々変化する状況への対応など、精神的な負担も少しずつ積み重なっていきました。

また、夜勤や当直などのシフト勤務では、家族との生活リズムが合わないこともありました。

子どもたちとの時間や、家族と一緒に過ごす何気ない時間。

そういった時間をもっと大切にしたいという思いが、次第に強くなっていきました。

チームで支える仕事だからこそ感じた葛藤

介護の仕事は、一人で完結するものではありません。

忙しい時ほど職員同士が協力し、助け合うことで乗り越えていく仕事だと私は考えています。

しかし、現場では職員によって仕事への向き合い方に差が出てしまうこともあります。

一生懸命取り組む職員と、そうではない職員。

その差が大きくなっていく環境の中で、「なぜ自分ばかり頑張っているのだろう」と感じてしまうこともありました。

もちろん、それぞれの職員に事情があることも理解しています。

ただ、長く介護職を続けていくためには、自分自身の気持ちや生活も大切にできる環境を考える必要があると思うようになりました。

デイケアへ転職して変わった生活

現在、私はデイケアで勤務しています。

転職して一番大きく変わったことは、生活リズムです。

土日休みで夜勤もなく、職場も自宅から近い。

以前は勤務によって家族と生活時間がずれることもありましたが、現在は家族と同じような時間に起き、同じリズムで生活できるようになりました。

仕事だけではなく、家族との時間や自分自身の生活を大切にできるようになったことは、私にとって大きな変化でした。

デイケアへ転職して感じた、介護の楽しさの再発見

デイケアへ転職して、介護の楽しさを改めて感じる場面も増えました。

現在利用されている方は要支援の方が多く、身体介護を行う機会は以前と比べると少なくなりました。

その分、利用者様との会話や関わりの時間が増えました。

何気ない会話の中で笑顔を見ることができたり、その方の人生や考えに触れることができたりする時間は、介護職として大きな魅力だと感じています。

また、環境が変わったことで、接遇についても今まで以上に意識するようになりました。

利用者様にとってデイケアは、ただリハビリを行う場所ではなく、大切な生活の一部です。

安心して通っていただくためには、介護技術だけではなく、言葉遣いや表情、ちょっとした気遣いも大切なのだと改めて感じています。

今までの経験だけでは通用しないと感じたこと

もちろん、転職してすべてが簡単だったわけではありません。

病院勤務では身体介護を中心とした経験を多く積んできましたが、現在のデイケアでは今までとは違った視点が求められます。

利用者様の身体機能の維持や向上を意識した関わり、リハビリ職との連携など、新しく覚えることもたくさんありました。

「17年間介護をしてきたから大丈夫」

そう思っていた部分もありましたが、環境が変われば必要な知識や考え方も変わります。

経験があるからこそ、その経験に固執せず、新しいことを学び続ける姿勢が大切なのだと感じています。

40代で介護職の転職を経験して思うこと

40代で転職を決断することは、決して簡単ではありませんでした。

収入、人間関係、仕事内容、将来への不安。

考えることはたくさんありました。

しかし、仕事は人生の大きな時間を占めるものです。

収入だけではなく、「自分がどんな生活を送りたいのか」という視点で働き方を考えることも大切なのではないでしょうか。

介護職には、特別養護老人ホーム、老人保健施設、病院、デイサービス、デイケアなど、さまざまな働き方があります。

同じ介護という仕事でも、環境が変われば見える景色も大きく変わります。

この記事を読んでほしい方へ

この記事は、これから介護職を目指している方だけではなく、現在介護の仕事を続けている方、そして「このまま今の働き方を続けていいのだろうか」と悩んでいる方にも読んでいただきたいと思っています。

介護の仕事には大変な部分もあります。

しかし、自分に合った環境や働き方を選ぶことで、長く続けていくこともできます。

これから高齢化がさらに進む中で、利用者様一人ひとりの多様なニーズに応えるため、介護サービスの形もさらに変化していくと思います。

まとめ

17年間介護職として働いてきた中で、私は多くの経験をさせていただきました。

そして40代になり、働き方を見直すことで、仕事だけではなく家族との時間や自分自身の生活も大切にできるようになりました。

転職は勇気のいる決断ですが、自分らしく働き続けるための選択肢の一つでもあります。

この「余白日記」では、介護職として経験してきたことや、40代から生活を整えていく中で感じたことを、リアルな体験として発信していきます。

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